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2014年:米国株投資家がこの先生きのこるには5〜金利上昇局面と、負債の大きい二つの会社〜

マルキオーネ氏がフィアットとクライスラーで成し遂げた成果を見ると、筆者は1998年にシティコープと合併する前にトラベラーズ・グループを築き上げたサンディ・ワイル氏の功績を思い出す。マルキオーネ氏と同じように、ワイル氏はカリスマ的な一匹狼で、二流ブランドを寄せ集め、執行に当たる幹部集団に支えられながら、個性のすさまじい威力を通じてもっと大きな存在に変えた。
上記引用記事より
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シティーコープ(現 Citigroup Inc.,)との比較例がおもしろい。特に前回の記事でも書いた、金利上昇局面での資金調達という面で。


前の記事では営業CF部分を書かずにぶん投げて終わってしまったのですが、このフィアット+クライスラーの例とすごく大きく関わっています。

かつてComercial Creditから始まりKing of wall street ソロモンブランドを持っていたCitiですが、彼らは現在比較対象のフィアットなど自動車業界に比べると相当ぬるい環境にいます。

設備投資の大きな会社や不動産業(REITやMLPも)は金利上昇局面で株価の動きが鈍いです。その理由は負債がデカイ分の金利感応度ですが、調達→現金化までのサイクルに注目するとマルキオーネ氏の焦りがなんとなくわかります。

欧州自動車大手のフィアット(イタリア)が30日発表した2013年7〜9月期決算は、最終損益が1500万ユーロ(約20億円)の赤字となった。現在の会計基準に沿った前年同期は3千万ユーロの赤字だった。子会社の米クライスラーの好調が続き収益を支えた一方、ブラジルの通貨安のマイナス影響が出て、営業利益は3%増の8億5600万ユーロにとどまった。
2013/10/31 「フィアット、最終赤字20億円 7〜9月期 」 日本経済新聞
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株価の回復に伴い利回りを探すとハイイールドやREITなどが残りますが、わたしは買いません。特にハイイールド債券とかヤダ。

景気が回復し始めると業績の悪い会社から真っ先につぶれます。なぜなら売上が低水準なのに金利上昇→借入膨らむ→資金圧迫→死亡のパターンが出てくるからです。

計画→資金調達→土地確保→工場設立→人員確保→生産→輸出→販売→売上→本国へ(ユーロでの評価)と売上が立ってもめっちゃ弱いブラジルレアルから本国のユーロ建て評価されるまで、ながーいフローを経ているのです。

銀行の見ている点は一つだけ。

「金を返してくれるか」

もし企画→現金化まですぐできるようなIT企業なら多少業績が悪くても貸します。(回収できるだろうから)
負債がとんでもなく大きいソフトバンクのような会社でも携帯電話事業は毎日カネが入ってくるので貸します。(回収できるだろうから)

どんなに大きな会社でも、有名な会社でも任意の期間で回収できなさそうな会社には貸しません。また、プレミアムが乗っかって金利が高くなります。

0:緩和で現金価値を下げる→1:物価あがる→2:企業の売上増える→3:賃金増える→4:経済の体温あがる→5:金利あがる

アベノミクスの図式でもそうですが、これ2番が駄目な会社にとって金融緩和なんか最悪なんです。超低金利なら借金楽勝なのでがんばらなくてもゾンビ企業として生き延びられる。

ただ、金利があがり始めると毎日現金が流出しているのに借金だけドンドン増えていくのです。会計士マルキオーネ氏がこの状況を長引かせるはずはないです。

2012年末→2014年初頭 この1年で米長期金利は1.6%→3%

倍じゃねーか!借金が急増する!売上が減っているのに!
というわけで、金利が上昇しはじめるとフィアットみたいな会社と、しっかり売上を建てられるクライスラーみたいな会社の株価は大きな差が出てくるのです。

その点では最初に書いたCitiなんかアメリカの中央銀行がジャブジャブ金を流し込んでくれるからこんな心配は無用なのです。

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